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COVERS遺影制作へ
2017/07/01(土)
遺影制作店続き
続きになります。

様々な遺影制作店が有りますがプリント店などは皆様の身近なお店ではないでしょうか?

プリント店は有名な全国チェーン店から個人店まであり、

減ってきていますが日本全国に有ります。

その中で大手チェーン店では遺影や写真修復を依頼すると最短2週間、

場合によっては一ヶ月掛かることもあるとか。

そして、手直しは受けてくれない事もあり、受けてくれても日数がさらに何週間も。

何故でしょう?

それは、全国展開の店舗で請ける仕事をこなす専門部署の人数が少ないからです。

勿論丁寧に制作修正されているはずですが、

件数の多さに流れ作業的になる事もあるでしょう。

そうなると、どの様な仕上げても給料は変わりません。

嫌な言い方ですが個人店での仕事と流れ作業的仕事内容は

はっきり違うと言えます。

個人店での仕事と大手チェーン店の仕事では信頼性や安心度、

ハードソフトの充実度、出来上がりの完成度、全て大手が上だと思われています。

確かに信頼性はあるでしょう、ですが遺影写真は見る方の感性や作る方の

思いやりやディティールにこだわる感性が大事だと思います。

家電や消耗費などは信頼や実績が物を言うのは勿論でしょう。

遺影写真のような写真を加工するのは多少は写真家にも似た

感性が要るのではないのでしょうか?(自分にも多少は有ると信じてます!)

大手には大手の最低限ここは治すというラインがあるとは思いますが

”拠り良い写真を作るという理念”では制作していない、そう感じます。

大手の製作者はお客様と直接やり取り致しませんから、制作に色々反映されません。

私などはお客様からの社交辞令も真に受けて制作の励みにしております!

個人店でも遺影写真に力を入れてる方は沢山知ってます。

しかし、技術がない方もこれまた沢山います。カメラ店とプリント店をしているから
 
修正加工も出来る!と思わない方が良いです。

何故なら、色味や細かい所はプリント機械で出来ます。

一枚一枚手で直したりはしていません、遺影を作る事はできますが、

作れるだけと言う方が多いです。写真を綺麗に作れるかは別問題です。

片手間で制作して ”他で作っても同じ、これ以上は出来ない” と

言うらしいです(お客様談)、悲くなります。


次に、フォトスタジオ。

あまり身近ではないですが肖像画(生前遺影)制作で利用される方が多いかと思われます。

最近は遺影写真制作もしている所も増えてきています。

さすがに綺麗です、修正も店舗に依ってはあります、

価格が高いのと笑顔の写真が撮りにくい以外は言う事有りません。

後、強いて言うなら作った事を故人以外知らない場合、家族が気付かず意味が無くなる事も。

まあ、生前遺影を作る事を家族に相談しにくい心情は分かります。


最後に、素材を購入し個人製作。

葬儀、法事を数日後に控え制作するには時間が少ないと思います。

自分で制作出来る方は素材を買う必要がない事を分かっていると思います。

ではどんな方を狙っているかですが、 ”作った事はないがソフトを触った事がある”

若しくは、”初めてだけど安く作りたい!” ”自分で作る事も一つの供養!”

作れるかどうかも分からない方を対象にしています。

制作した事ない方が明日、明後日必要な、時間が無い時に上手くソフトを使えるかも分からず

結果当日、出来ずにお電話を頂く事も良く有ります。

一つ確認したいのですが、普段使っていないソフトや初めて触るソフトを

いきなり数時間でプロ並みに出来ると思っている方、

普通の時に数時間で遺影を制作する技術を会得できますか?

素材が有れば簡単に出来るわけではありません。

陰影、色味、ぼやけ、シャープ、アンシャープ、等々は売ってません!

写真も千差万別!その写真にあった御手直しが必要です。

納得できないお写真でお別れは辛いですよね。

遺影素材サイトにある作り方は簡単に見えますが条件がいくつもあります。

素材を買って何時間も時間をかけて

違和感ばかりの遺影写真に時間を割くよりもっとする事があると思います。

結局、時間を考えて遺影の出来を見て、作り直しを考えたらお金はよりかかります。

作れる人が気に入った背景や服を時間短縮のために利用するなら有りだとは思います。

あなたが何時間掛かって作るかはわかりませんが1時間幾らで換算して

トータルいくらかかりましたか?

しかも出来上がりは満足できましたか?満足なら言う事はありません!

COVERSにお電話が来る以上あまり良い印象がありません。

お客様の思うこと、他店の思うこと、私共の思うこと、見る位置で変わります。

ただ、このブログで言いたい事はよりよい遺影写真で送る人送られる人に喜ばれたい

そんな思いで、駄文を綴りました、お読み頂き有難う御座います。